アガチャ歯科で行なっている唾液検査には2つあります。「むし歯に関する唾液検査」と、
「歯周病に関する唾液検査」です。
「むし歯に関する唾液検査」では唾液に含まれる成分やむし歯の原因となる細菌数、むし歯が進行する条件について調べます。
これに加え、食生活や今までの
むし歯の経験、フッ素の活用状況を知ることで、
現在の口内環境の状態がわかるため、
これからむし歯になってしまうリスクを予測することができます。
つまり、過去と現在を詳しく知ることで、より正確な未来を予測でき、一人ひとりのライフスタイルに合った予防の仕方を
一緒に考えることができます。
「歯周病に関する唾液検査」では、歯周病の進行に
大きく関わるといわれている3つの歯周病菌
(レッドコンプレックス)が
お口の中にいる可能性について調べることができます。これらは18歳ごろから感染するといわれており、これらの細菌がいるか
いないか知ることで、将来の歯周病のリスク評価に大いに役立てることができます。
どちらの唾液検査もむし歯・歯周病治予防はもちろんのこと、健康な体や豊かな人生を過ごされるために
欠かせない検査だと
考えています。
唾液分泌量が少ない方は、むし歯の
リスクが高くなります。唾液の役割には口内の洗浄・殺菌作用があります。
そのため唾液がしっかり分泌されていればお口の中を清潔に保てますが、
分泌量が少ないと細菌が増殖しやすくなってしまいます。
口内にいるさまざまな細菌の中で、
むし歯の原因菌である
「ミュータンス菌」とむし歯の進行を促進する
「ラクトバチラス菌」の数を調べます。これらの細菌数が多いほどむし歯になりやすい口内環境ということが
わかります。
緩衝能とは、歯垢の中のむし歯菌が作り出した酸によりお口の中が酸性に傾いた際、中和して中性に戻そうとする働きのことをいいます。唾液分泌量が少ない方や緩衝能が低い方は、お口の中が酸性状態でいる時間が長くなるため
歯の成分が溶け出しやすく、むし歯になりやすくなってしまいます。
無味無臭のガムを5分ほど噛んでいただき、唾液を採取し検査します。
また専用の試験紙を舌にのせて、
舌に存在している細菌を採取します。簡単な検査で痛みもないため、お子様でも安心して受けていただけます。
歯周病の進行に大きく関わるといわれている3つの歯周病菌
(レッドコンプレックス)がいる
可能性について調べることができます。歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」ともいわれており、20代から知らず知らずのうちに進行して、40歳あたりで発症し、気づいた頃には歯がグラグラになっていて
抜かざるを得ない状況になっていることが多々あります。
ですので、20代から40代ごろまでに
ご自身の口腔内に歯周病を進行させるリスクの高い細菌がいるかを知り、
リスクに対して予防していく事は
とても大事だと思います。
歯周病菌は酸素が嫌いで歯肉の
ポケットの中にいるため、その中にいる検体を専用の器具で採取します。
それを専用の薬と混ぜて、機械に
セットしてたったの5分で、結果が
判明します。歯周病の進行に大きく
関わるといわれている3つの歯周病菌(レッドコンプレックス)がいる
可能性について調べることができます。